Let it BEAT?

バトントワーリングを広く世の中へ 佐々木敏道のブログ

フィクションとノンフィクション、その中間。残酷で優しい現実との折り合い。

   

最近見た3本の映画のお話について。

一つはドキュメンタリー映画。
といっても一般的なイメージとはかなり毛色が異なり『観察映画』と名付けられたもので解説やインタビューといった作り手の考えを一切排除した特殊なもの。地方の市議会選挙を追った息づかいの感じられる生々しいものでした。

もう一つは日本文学の映画。
有名なもののリメイクで原作の精神性をそぎ落とし、映像美を重視したものでした。

最後は舞台演出家の映画。
ニューヨークの街並みを舞台として再現しようというもの。リアリティを追求するあまり現実の出来事によって舞台上の登場人物の状況も変わっていく不思議なお話でした。

forest.jpg

観終わったのち思ったのは、たまたま選んだ三作品の方向性の違い。
リアルそのものを切り取ったもの、文学作品というフィクションとして作られたもの、そして映画というフィクションの中でリアルを作ろうとしたもの。リアル、フィクション、ノンフィクションの境界が曖昧になりました。今の私に必要なものだと強く感じます。

私がやっていること=舞台は、虚構です。虚構を生身の人間が没頭して演じることによって別の何かになるのは現実的な非現実を追求しているような不思議な感覚です。

誰かが言った
「いつだって夢を見よう。」

また誰かが言った
「そろそろ現実を見なさい。」

嘘。これらは同じ人が発した言葉です。
人は他人に対して無責任で、同時に本人よりも心を痛めるような生き物。
曖昧で、論理的。感情的で、明確。残酷で、そして優しい。
私は夢を見ています。そのための現実を生きています。
諦めることが大の苦手です。一緒に夢を見ることのできる人が現れるまで待っています。

 - 舞台・映画・書籍

        

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