Let it BEAT?

バトントワーリングを広く世の中へ 佐々木敏道のブログ

本番を重ねて成長することについて

   

icepole
長年にわたり私の中で納得がいかない(?)というよりは腑に落ちないことがありました。
これまで見てきた舞台、出てきた舞台、どれも千秋楽が盛り上がるのです。
それ自体悪いことではもちろんありません。

気に入らないのは千秋楽を理由に明らかに内容を変えてくること。
気合が違う、思いつきで入れるアドリブ、出演者同士の盛り上がり…
ゴールが見えた出演者の気持ちが高まるのは理解できます。
私自身それを期待して楽日のチケットを取ることもありました。
でも。同じ値段のチケットなのに中身は別物。
…なんか違う。

『本番を重ねて工夫していくのが悪いの?』
いや、そうではないけど…。

『回を重ねて技量があがることはお客様の期待に応えることでもある。』
間違ってない。
明確に答えることができず悶々としていました。
否定は簡単でも成長を歓迎していないように捉えられてしまうから。


答えはシンプルでした。
プロとの境目。完成させて初日に臨むか、そうでないかの違い。

私はB’zが好きです。
彼らのライブに成長を期待して日を選んだことなどありません。
そもそも思いつきもしなかった。
日程・会場によって曲目の入れ替え、変更等ありますが、『完成された曲』の入れ替え・アレンジであって、歌詞やメロディ等を思いつきで変えたりはしません。
成長というよりは調整なのだと思います。

世界的に有名なサーカス集団、シルクドソレイユ。
メンバーに選ばれた後Showまでの半年間のトレーニングで更にふるいにかけられます。
パフォーマーの上手い/下手はあっても、上手になった、と思うことはありません。
演目ごとの入れ替えは日常的に行われます。

製品に置き換えてみればごく当たり前のこと。
不具合のある商品を市場に出した場合の経済的・社会的ペナルティはあまりに大きいです。
不満の正体が見えました。本番を通しての『成長』を認めることはまだプロとして認められておらず、
「プロになれるように頑張ってね」
という無意識の表出でした。


チームB.E.A.T.Showの皆さんへ
見に来て下さる方々の優しさに甘えないよう引き締めましょう。
私が用意する環境はまだまだです。それでも私はプロの仕事をしたいと思い続けます。
『舞台は生もの』を禁句に。
その言葉が次の失敗を生むきっかけになり、許容する。
それを言っていいのはお客様だけです。
最高の瞬間を全員で共有するために。

 - B.E.A.T.Show, バトントワーリング

        

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