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バトントワーリングを広く世の中へ 佐々木敏道のブログ

バトンのボールとティップの謎

   

長年の疑問であるボールとティップの謎についての調査をしました。

ボール

【目的】

ボールとティップはなぜ形状と重さが異なるのでしょうか?
バトンによってはシャフト(軸の金蔵)部分の重さも異なります。
シャフトのボール側が小さくて(軽い)、ティップ側が大きい(重い)

…何でやねん!?シャフトとゴムで±0?な疑問を持ったまま早数十年。
慣れ親しんできたバトン。親よりも長いつきあいです。
でも相棒のことを何も知りません。ここいらで長年の疑問を解決しましょ♪

【方法】

まずは製造メーカーに直撃。5社+αに問い合わせメールを送信(2009.01.04)
果報は寝て待て!

【結果及び考察】

■Aメーカー
『弊社が開発した商品ではありませんので、どうして ボールが大きくて重いのか、なぜディップは小さくて軽いのか ということは弊社ではわかっておりません。考えられることとしては、小さな力で長く回していられるのが この形状なのではないかと考えられますが。』

■Bメーカー
一回目の回答
『Simply that this is what they have evolved into over the years.』
(訳)長年かけて発展してきたのだ。
二回目の回答
『The engineers at Star Line that originally designed our batons decided to use a different size ball and tip.The information, research, and decisions for that are confidential.』
(訳)企業秘密だそうです。

■Cメーカー
一回目の回答
『ボールとティップの形は、形によって、転がる、転がらないの違いはありますが 、デザインです。あとは、ご存知のように、バトンはてこの応用で回しますので、ボールとティップの重さでバランスをとっています。 』
ご存知のように?って言われてもね…二回目回答待ち…

■Dメーカー
『バトンの形状・重量について明確な規格は無いと思います。ゴムの形状、製作について金型が必要となりますので、加工レベルでは丸い形状が作りやすいと思いましたが、ドロップ時にプレーヤーから出来るだけ離れないという事で五角形にしました。形状については、メーカーの特色だと思います。又、ゴムを見れば何社のバトンか判ると思います。重量について、Ball(大)とTip(小)の重さの違うゴムを使用する為に、シャフトに取り付けるウエイトで相互のバランスを取っています。
後発メーカーとしては、従前のモデルを 参考にスポーツバトンの高度な使用レベルに耐え、発生する問題点(アリーナーの床対策)を少しでも緩和できる様に考えて開発しました。』

■Eメーカー
『バトンのボール、ティップの重さについて、 ゴム自体の重さはボールの方が重いですが、 シャフトの両端にそれぞれ重さの違う金属製のオモリを つけており、左右の重さ自体はバランスがとれてる構造になっております。 ボール、ティップの形状の違いについて、
・花びら型の方が落としたときに転がりづらい。
・左右大きさが違う方が転がりづらい。
・見た目的な、飾り的な、意味合い が挙げられます。 』

□F団体
『レギュラーバトンについての基準は現在のところありません。グリップ位置による長さを調整するためです』

□G団体
『重さ、形状により、回転数、転がり方が左右されます。 比率などはメーカーではないので不明ですが、左右同じ形状、重さであると、まわしにくいです。』

◆日本スポーツバトン協会会長 高山アイコ先生より (2009.02.24追記)

<バトンの形状の歴史>
トワリングバトンの原形は行進の時にバンドを指揮する指揮状(シグナルバトン又はドラムメージャーバトン)の変化した物です。アメリカでバトントワリングが始まった頃は指揮状でトワリングをしていました。その指揮状は木製や金属の長い杖の部分をシャフト、その両端の頭になる大きい金属で出来た球形をした物をボール、片側は金属で出来た先をティップと呼んでいました。
時が経ち、金属のボールは凸凹になるという理由から球状のゴムに代わり、ティップも先の金属が危険な為ゴムに変わりました。しかし名前はそのままで、ボールとティップと今でも呼び続けています。
男子から始まったバトントワリングですが1940年代から女子が多く始め、トワリングバトンもそれに合わせて短く細くなりました。当時のボールは球状でしたが、約50年前に元男性のバトンチャンピオンジョージワベレッジによってスターバトンカンパニーが創立され、デザイナーは元チャンピオンでプロ活動をしていたレイ・ゲドキーで初めて星をモチーフとしたスマートな形になりました。

<バランスポイントについて>
バランスに関してですが、始めは指揮状でしたのでボールの近くでした。そのため回し方も異なっていました。バトンの技術が向上しセンターに寄ってきました。
センターバランスのバトンとセンターから少しボールよりのバトンとメーカーにより変えていました。同じメーカーでもトワラーの好み(ストラットとトワリング用またはロールがやりやすいとか技術指向で異なって)で変えています。

【まとめ】

唯一Eメーカーがバランスポイントとセンターが一致。実際に実験してみるために注文、入荷待ち。(2009.01.18現在)
→届いたバトンを測定したところ、バランスポイントに約1cmのずれあり。実験に至らず。
重さが異なるほうが回しやすいとの回答が多かったが、それを証明するデータは得られなかった。
疑問解決には至らなかった。

 - 研究・調査

        

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