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バトントワーリングを広く世の中へ 佐々木敏道のブログ

バトンの回転と滞空時間に関する実験

   

実験

バトンの回転と滞空時間に関する実験

【目 的】

バトンは回転が多ければ多いほど滞空時間が長いと言われています。
高回転だと空中で止まるというのがバトン業界では一般的です。
しかしそれを証明する実験データを見たことがありません。
他の競技(特に投擲系、球技系)では遠くに飛ばすため、技術を生かすため、指導のため等目的は様々ですが研究は数多くなされています。
スポーツ化を目指すバトンも研究が必要なのでは?
というわけでやってみました。

【方 法】

本格的な研究では力学的なアプローチが多く見られますが、今回はややこしいことは言わずにデータの測定を。
バーティカルとフラットに分けて高回転(高)、低回転(低)を体感で区別して投げ上げる。
目測で10m(バーティカル)、7m(フラット)のラインを目掛けて各10試行ずつ行う。
ただし計測者から見て10mラインを明らかにオーバーもしくは下回った場合、(高)で回転が少ないと感じる場合や(低)で回転が多いと感じた場合は計測をやり直す。

【結果及び考察】

回転と滞空時間グラフ
平均値
バーティカル 高2.11 低2.22
フラット   高1.6  低1.7

t検定によると、バーティカル有意差あり(99%)フラット有意差なし(90%)
有意差とは統計上の用語ですが、要するにバーティカルには明らかに差があり、フラットはわからないということです。
いずれにせよ低回転のほうが平均値では滞空時間が長いという結果でした。

【まとめ】

回転に差をつけることができるだけで同じ回転数での測定が不可能であったこと。
加えて同じ高さでの規定が不可能だったため実験データの信頼性は低いです。
しかし、いままで言われてきた「回転が多ければ滞空時間が長い」神話に疑問を投げかけるデータなのではないでしょうか。
「空中で止まる」のではなく、高回転のほうが「空中で止まったように見える」がより真実に近いような気がします。

 - 研究・調査

        

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