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バトントワーリングを広く世の中へ 佐々木敏道のブログ

働き蟻の法則って本当?バトン指導の現場で疑問に思ったこと

   

金魚群よく働くアリ:普通のアリ:さぼるアリ=2:6:2になるという【働き蟻の法則】
仮に集団からさぼる子を除いても同じ比率になるという有名な話。
初めて聞いたときは「まじで!」ってなりました。

今は違うんじゃないかな、と思っています。
確かに指導者、とか親、とか上司、とか管理する立場の人にしてみたらこんなに都合の良い話はないと思います。集団の中にさぼるやつ=だめなやつがいたとしてもそれは私のせいじゃない。この世界はそういう風にできている。その後、「働き蟻の法則ってのがあってな…」と続く。

 

指導に答えは存在する

『働き蟻の法則』は当時の自分にとってはとても(都合が)良かったです。自分の能力を過信していた私が人のせいにできる素敵なツールでした。
指導って難しい。答えがないから、ではなく答えはあると思います。答えがない、は間違った時の言い訳になるので嫌いです。問題は刻一刻と答えが変化していくこと。きちんとその時々の答えを見つける必要がある。。
どこかで一つの正解が見つかると思っていました。いつか精神的に楽になるときが来ると思っていました。
『これからも楽になることはない』と知って少し楽になりました。

 

【働き蟻の法則】の疑問点

集団のなかでさぼるアリはよく働くアリと比較してるだけでは?さぼるアリを取り除いたら普通のアリがさぼるグループに見えたりしないでしょうか?逆も同じで、よく働くアリを取り除いたら、今度は普通のアリがその集団でよく働く(ように見える)。

人間社会にあてはめれば、グループを分けることによってしなければならない仕事が増えたり、仕事量の増減に対応する行動があるかもしれません。それでも変わらざるをえない場合と現状維持、投げ出してしまう場合等ケースバイケース。この法則はきっと都合よく使われてきたのだろうなと想像しています。

これらは実際の指導で実感してきたことです。グループ内での比較はその場で見たまま判断すればいいのでとても楽です。法則は考えることをさぼることができる便利なツール。相対的な見方をやめて絶対的な基準で見てみると、働き蟻の法則って間違っているよね…と思いました。だから、集団の中に優秀な子とそうでない子がいた場合、グループ内で比較をする意味はありません。指導者はそれぞれの子の資質を見極め、最も適切な方法で伸ばしていくことが大切だと思うのです。
…当たり前やん!(笑)
P.S.似たようなこと疑問に思った人もいるようです。
・働き蟻の法則? : 疑似科学ニュース
記事によると、法則は北海道大大学院の長谷川英祐氏の研究らしい。
さぼっている蟻は別の集団に移しても同じようにさぼっていた。と法則とは違う結果を発表していました。

P.S.2 法則の話をジェバンニにしてみたところ、「働き蟻もシフト制じゃね?」と言われなぜか納得してしまいそうです。

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