Let it BEAT?

バトントワーリングを広く世の中へ 佐々木敏道のブログ

バドミントンとバトントワーリングの意外な共通点

   

アジア大会9/19~10/4まで韓国・仁川(インチョン)にて第17回アジア競技大会が開かれています。

1951年には6競技ではじまり、増減を経て2014年現在は38競技に。オリンピック正式種目を目指すバトンとしてはなんとか参加してみたいものです。オリンピックよりは若干ハードルは低い…?と思いきやアジア地域での現WBTF加盟国は日本だけ。むしろアジア大会の方が難しいのかもしれません。
それはさておき。
今回のアジア大会のカオスっぷりが信じられないレベルに。これらが事実であれば相当ハードな状況ですが、その中にとても興味をそそられる内容がありました。バドミントンの試合で妨害行為があったという記事から気になって調べたところこの種目の繊細さが想像以上でした。
・バドミントンのシャトルは約5g。
・気温1℃で飛距離が3~4cm変わるため温度によってシャトルを使い分ける。
・気圧による影響も無視できず標高によっても使い分ける。
・試合会場の照明の強さ(=照度)が決められている。
以下はバドミントンの戦術についてのインタビュー記事ですが、対人競技特有の視点がとても興味深いです。

ですから、いかにその会場についての情報がインプットできるかなんです。風の向き、ライトの位置、垂れ幕の位置、イスの色……。全てを入れておかなければいけません。例えばイスが真っ白だったら見えにくいので、そこを狙っていきます。コートチェンジした時には、自分たちが見づらかった方向に打つことも。また、自分たちが見づらい方向でも、いかにそれを悟られないようにすることも大事ですね。逆にしっかり見えているのに、わざと打ちづらいように見せておいて、相手にその方向に上げさせるようにすることもあります。そういう細かい駆け引きが試合中に行なわれているんです。
バドミントンの知られざる駆け引き ~バルセロナ五輪代表・陣内貴美子~

バドミントン
photo by okinawaken-badminton
バトントワーリングはとても繊細なスポーツです。
トワリングを成功させるためには体内の感覚の調和が大事で、身体と心の些細なずれを敏感に察し、冷静に対応しなければなりません。一方、作品表現や観客・審査員とコミュニケーションする際には心を揺さぶり、時に感情的でなければなりません。
これら二つの矛盾を技術点・芸術点として評価しているのだと思います。
冷静かつ感情的、という心の微調整を外から邪魔するのが、照明と床、そして気温です。
演技中視界に入る照明への位置取りや角度を数cm単位で調整したり、床の滑り具合によって靴底の違う種類の靴に変えることである程度は対応できる部分もありますが、気温には対応し難い印象です。乾いていても汗をかきすぎていても滑るのがバトン。手のひら、肘、肩、脇、首の湿気り具合がトワリングに大きく影響します。ペア・チームに至ってはほかのメンバーの汗の状態まで影響します。
…いや、グリップテープさえ巻けば夏場の滝汗にだって対応はできるんです。
でもね。。。いつだってバトンには煌めいていてほしいじゃないっ☆
バトンのグリップテープについてはWBTF報告書の中でカナダから是非を問う議題が出ていました。会議でも何度か先送りにもされているようなので、優先度は低いものの今後何らかの制限がかかる可能性もあるかもしれませんね。
そんなわけで、たまにバドミントンに間違われるバトントワーリングですが、どんなスポーツだって突き詰めていけば物凄いミクロ&マニアックな世界に突入するよねー♪と思った次第です。
バトントワーリングを広く世の中へ

 - バトントワーリング

        

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