Let it BEAT?

バトントワーリングを広く世の中へ 佐々木敏道のブログ

上手くなるのに苦労なんてしない方が良いに決まってるじゃない。

   

「昔は良かった」なんてはっきり言う人に出会うことも少ないけれど、ああ、この人は「昔は良かった」って思ってるんだろな…と感じる人に出会うことは少なくありません。
最近もそんな人に出会って、現状不満な点とご自身の若かりし頃の話を列挙されていました。例えば、凶悪犯罪が増えた、とか最近の若い人は仕事をころころ変える、とか。

前者については、50年で半分程度にまで減っているし(犯罪情勢の推移と刑事警察の50年 – 警察庁)、後者は社会情勢を反映して、選択できるようになったという良さがあります。
何が言いたいかというと…世の中は確実に良くなっているとわたしは感じています。

 

もともとわたしは筋肉よりの考え方をしていますが、それはそういう時代に生まれ、学んできたからです。上からの指示は絶対だったし、そのおかげで独力ではおそらく越えられなかったであろう壁を超えることができました。もちろん途方もなく無駄な道も歩いていますが、無意味の中に意味を見出すような、そんな時代でした。

時は流れ、指導者になったとき、自分に備わっているやり方は通用しないものになっていました。自分と同じやり方では期待される結果は得られなかったのです。

人間って面白いもので、自分が受けてきたやり方を肯定したい生き物なんだな、と我が身を振り返ってそう感じます。自分を否定したくない→今の人たちの方が間違っている、という論理。
「今は時代が違うからね。」は肯定ではなく、仕方なく諦めた体(てい)でよく使われます。

 

僕は、威厳で相手を威嚇するより、コミュニケーションを取って、全員が自立することを望んでいたと分ったのです。
望むのは、すべての人がコミュニケーションを取り、自立しながらつくり上げる舞台だから。
一流の人は、決して怒鳴らない―宮本亜門が語る、世界で求められるリーダー像―より

亜門さんの言葉にわたしは同意します。
日本には(バトン界には…?)怖い演出家、怖い指導者…に対するあこがれみたいなものがあって、強権で従わせることに寛容だと感じることがあります。
上に立つ人の実績やキャラクター次第で許されたり、むしろ求められるケースだってあります。

感情的に怒鳴ったり、しんどいレッスンや説教なんて無いにこしたことはない。
あんたがそれ言うか!?ってつっこみは無用どす。そうありたいんだから、それでいいじゃない。

こんなにたくさんやった!よりも、こんだけ時間短縮して同じ成果をあげたった☆が理想なのです。
怒鳴ることも、叱ることも、褒めることも…そういった上下関係なく、対等な立場で限界値まで上達させる指導者こそが1流&プロフェッショナルであり、そこにたどり着きたいです。

この素晴らしい世の中で活きるバトントワーリングを。

 - アイデア

        

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