Let it BEAT?

バトントワーリングを広く世の中へ 佐々木敏道のブログ

チーム作品における自己反省と自分賛歌、そして感謝。

   

私が受け持ってきた高校のお話です。


 現在六年目。
五年間は、、、もがいた。まだ学生だった頃にコーチとして依頼を頂いた。
血気盛んな若者はひたすらトップを目指し、実力以上の目標を設定し、要求した。
運良く最初の二年は結果が出た。
 翌三年、、落ちた。
自分の要求に応えられないのが悪いと考えた。
人数が少ないから、経験者がいないから、学力が低いから、、たくさんの言い訳を用意した。
そのうち目標を結果以外のものにすり替えた。
 六年目。
振り付けのみ担当することに。やり方を変えた。生徒の長所、短所を徹底的に洗い出した。
初めて自分の作りたいものを作ってきたことに気付く。
何ができるのか?何だったらできるようになるのか?その方法は?
それらを満たしてかつオリジナリティのある作品にするためには…

 考えた。
考えてこなかった方向に考えた。
そうしたら道は開けた。
 とある映像作品と出会った。
その作者に曲利用をお願いしたらあっさりO.K.が出た。
演奏に関する著作権問題は学校の音楽の先生が解決してくれた。

 作品の内容の問題。
リスクを集中させた。同時にそれ以外をすべて切り捨てた。
練習の設定は9割方リスク練習。5000回課題を夏休みにきっちり乗り越えた。
最終的に2万回を超えたそのシリーズの成功率は高い。とここまでが主に私がしたこと。
その後も次々と大会毎の目標を乗り越えていった。
 最終目標もラスト一つ手前の大会で乗り越えた。
順位の目標ではなく現実的かつぎりぎりの、そして達成の有無が明確な目標を演技自体に設定した現コーチの力。
いままで完成させることができなかったために不当な評価を得ていたチーム。
そのチームを完成させた方法から多くを学んだ。
 
審査員のコメント
『作品構成者のセンスが飛びぬけている』

 私に対してこれ以上の褒め言葉はありません。これは作品が成立していなければ出ない言葉。
本番で成功させなければ出ない感想。選手、コーチ、振付家の3者が初めて高めあった作品となりました。
面と向かって言うのはあれなのでここでこっそり言っておこうと思います。
ありがとう。

 - バトントワーリング

        

Comment

  1. odango より:

    何度も何度も、読んでしまいました。
    創造することの、産みの苦しみ。だけではなく、やはりそれを形として、作品として完成させるためには、踊り手の力が必要。
    わたくし自身も、振りをつけていただく立場(選手)から、コーチ(振付家の構成したものをいかにうまく、より効果的にするか、そこまで持っていけるか)をさせていただき、そして自ら構成をさせていただくようになり、この3者が同じ方向を向いてこその「作品」なのだなぁと感じています。映画や、舞台などバトンに限らず、だと思います。
    うまく言葉にできませんが、
    何度も何度も読んでしまいました。
    またこれから精進したいと思います。

  2. ゆい より:

    こんにちは。
    ここをお借りして、「神韻世界ツアー」日本公演の紹介をさせてください

    本拠地の米国NYより華人アーティストからなる神韻芸術団は、中国伝統舞
    踊と音楽を全世界にご紹介しています。アーティストたちの技量と中国文
    化の奥深さが来場者に共感され、去年には全世界で300以上の公演を実現
    しました。
    中国共産党政府の規制を受けることなく、独自に踊りと音楽を創作してい
    ます。また、中国古典舞踊、民族舞踊、二胡演奏、歌などからなるプログ
    ラムは多彩に富みます。
    今年の日本公演はオーケストラによる現場演奏ですので、ぜひお楽しみく
    ださいませ。
    以下には一部の来場者の感想が見られますので、一度ご覧になられたら幸
    いです。
    http://www.ntdtv.jp/html/syprom/sy6.html
    東京公演:3/5,6,7 ゆうぽうとホール(五反田)
    チケットセンター03-6380-6131
    埼玉(3/4)、横浜(3/9)、広島(3/12)、福岡(3/15)、兵庫(3/17)でも開催さ
    れます
    勝手ながら、こちらの場所をお借りしたことにお詫びをします。どうもあ
    りがとうございました。

  3. まーママ より:

    1月末に見せて頂いた演技はとても良かったです。少し不思議な空間を感じた作品でした。演じている生徒さん達に余裕があるように感じたのは、こういう明確な目標のもとの作品構成と練習があったのですね。あらためて『拍手!!!』

  4. tosswi より:

    >odangoさん
    よく『産みの苦しみ』と言いますが、私の場合少し事情が異なります。
    というのは全行程で作る部分が一番好きなのです。
    問題は仕事でする場合それに伴う評価を出さなければならない、でした。
    その苦しみです。
    環境の違う生徒たちに合わせた練習がやっとできるようになった気がします。

  5. tosswi より:

    >まーママさん
    いままでの競技とは少し方向性を変えたためにバトンの大会では「受けない」と思います。
    この作品を良いと言ってくださる方は柔軟ですね♪

  6. モグモグ より:

    佐々木さんが学んだと言われるコーチって…?
    最終目標って…?
    興味しんしんです。

  7. tosswi より:

    >モグモグさん
    もともと教えてもらう事は得意なのですが、教えることの難しさは年を追う毎に深まっていきます。
    今回の目標(というより目的)は本番でのノードロップでした。

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