習い事とそれ以降の境界線。

By: Robbie Sproule
引退の記事つながりで先日こんなニュースが。
フィギュア 村主、スポンサー探して現役続けたい だめなら引退
年間の活動費として約2000万円が必要というが、村主は先日、所属会社との契約を解除し、現在は所属先がない。このため活動費確保に向けて1月から企業回りを続けている。「大好きなスケートを続け、アラサー(30歳前後)の星に」と強い意欲をみせた。
スポーツ選手にとって誰しも引退を考える時期というのはやってきます。精神的、身体的、そして今回の村主さんのような環境的問題。もちろんまだ引退が決まったわけではありませんが。
フィギュアスケートはお金がかかる!とは噂でよく聞きますが、具体的に金額を聞いたのは初めてでした。
その額、年間2000万。これを高い、ととるかハイリスクハイリターン、ととるか。
フィギュアスケートの金額に対するこんなお話もあります。
フィギュアスケートはお金がかかると言われていますが、実際、月にいくらぐらいスケートに費やされているのですか。
この仕事を始める前はお金の話が嫌いでした。なんだかどろどろしているし、綺麗な世界しか見たくないというような甘い考え。誰かに何かを教わる(受け取る)ときには何らかの対価が必要です。指導者は多くの対価を支払って知識を身につけ、経験を積みます。一流の指導者に教えてもらうのであればより多くの対価が必要です。自分の値段を決めるまでは当たり前のことに気がつきませんでした。
村主さん曰く
「遠征やリンクを借りるのにこんなにお金がかかるんだと痛感した。」
そうです。それを知って親という存在を強く意識します。
子供にお金の話をすべきではないという考え方がありますが、必ずしもそうではないと私は思っています。
自分に投資してもらっていることへの感謝。そして覚悟。それらが習い事の質を高める。
言葉が刺さります…。
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Comment
私も子供は自分が何かしたいことをするために、まわりがどのように自分のために動いているかというのは知ったほうがいいと思います。
親の経済的な支援もそうですが、大会運営についても。
ところでバトンは一つの習い事という時点においては他の競技よりはリーズナブルですよね。
tosswiのように世界選手になるともちろんそんなことはないけれど、初めのとっかかりというか習い事としては体育館を借りることも例えばスケートリンクとか室内テニスコートと比べて安い。
月謝もバレエとかスケートよりは相場的に安いと思います。
その分(月謝など)、指導者はそれだけでは生計をたてていきにくい面があると思いますが・・・。
そうですね。
大会運営は子供にももちろんですが、改善するためにも情報を共有するべきだと思います。
フィギュアに比べれば非常にリーズナブルではありますが、リターンのみを考えれば少ないので比較は難しいかもしれません。。
指導で生計を立てることと競技としての発展は表裏一体のような気がします。