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バトントワーリングを広く世の中へ 佐々木敏道のブログ

『ZED』~バトントワリングの社会的価値~

   

IMG_0483.jpgシルクドゥソレイユ『ZED』を見てきました。
遅ればせながら初めての鑑賞でした。
何だか小難しい論文のようなタイトル(笑)
でも、強く感じたことです。高橋典子さんが開いたシルクへの道。
そして稲垣正司さんが確立したZEDにおけるバトントワリングの価値。




世界的なカンパニーであるシルクドゥソレイユにここまで認めさせたことにひたすら驚きました。
写真はシアター入り口前にあるパネルから。
バトン関係者で未見の方は現在のバトンの社会的な評価を見てほしいと思いました。
これからバトンはもっと必要とされていきます。
※追記:東日本大震災の影響により2011年12月31日終了
昼の回にマシントラブルで50分の中断があったそうです。
こんなことは初めてだとか。
その影響で30分遅れでショーは始まりました。
結果的には今までトラブルがなかったことに驚くほど凝った装置群でした。
なんちゃって関西人の頭の中は、
『これなんぼ?なんぼかかっとるん…?』
開場後シルクお決まりのクラウンによる客いじり。
クラウンの技術は確かなものですが、更に素敵だったのは開演までの流れ。
途切れさせることなく自然に物語は始まりました。
ちょっとした笑いと驚きのドッキリの直後に大掛かりな演出。
巨大な幕が一瞬にして吸い込まれ、広大な空間に広がるプラネタリウムのような幻想。
そして光のバトントワラー。
震えました。
佐々木のセンサーを直撃しました。
これだけでも見に行く価値があります。
本作品は視覚的に美しいシーンがたくさんあります。
シルクの他作品に比べて高さを有効に使った演出が素敵でした。
テーマは「天と地」
納得
良いところが多い分、好きでないところもありました。
技術を持ったパフォーマーの見せ方にもうひと工夫ほしいです。
例えばラッソ。
おそらくアクロバットメインのパフォーマーとロープの相性は微妙でした。
ユニゾンは同調のレベルが明らかに低いです。
長い棒状のものを回したり、叩き付けたりするのですが扱いきれていないように感じます。
例えば空中ブランコ。
メインの演目としては盛り上がりに欠けていました。
2本のブランコを異なるラインで設置してあってお互いに絡めない構造になっていました。
演目中「なぜそんな構造に!?」と何度も。
ものすごいことをしているのに、構造のせいで単調になってだれてしまう展開に。
命綱なしの綱渡りに胃がきゅーっとなったり、ハンドトゥハンドの安定感に脱帽したり。
そして稲垣正司さんによるバトントワリング。
ふとバトンの強みに気付きました。
他の演目がバランスを要求したり、間でやるものが多いため
音との同調がしにくいのに対して、稲垣さんは音楽性が飛び抜けていました。
スピード感あるトワリング、流れるような動きの美しさ、そして高さ、リスキーなジャグリング要素。
視覚的な効果に合わせて更には音楽という聴覚的な効果がマッチして、一際大きな拍手と歓声があがっていました。
あと個人的にバトンのパーカッション主体の音楽はZED一だと思います♪
世界観、美しい光景に心が洗われるようなシアター。
今までみたなかで一番ファンタジックでした。
デートにもおすすめです
子どもはクラウンが出てくるたびに爆笑。
そして3回にわたるカーテンコール。
カーテンコールを予想していなかったであろう稲垣さんが
頭飾りを外してしまって恥ずかしそうに走ってくるのがツボでした

 - バトントワラー, 舞台・映画・書籍

        

Comment

  1. AT より:

    バトンの更なる可能性を感じさせるステージでしたね。
    バトンの先生方も生徒さんをたくさん連れて。もう何回もリピーターが居ます。
    バトンを知らない一般の方もこのZED を観てバトンのファンになってくださっています。
    稲垣君ならではのバトンの魅力満載のzadに感謝です。

  2. tosswi より:

    バトントワリング社会進出の最前線ですね♪
    今後ZEDは動員を特にがんばってほしいです。

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