Let it BEAT?

バトントワーリングを広く世の中へ 佐々木敏道のブログ

元世界チャンピオンの戯言。金メダルについてくる権利と義務。

   

とある大学の卒業生の集いで演技をさせていただいた。
バトンを見てもらえる機会は本当に大事で、初めての人が見るに耐えうる作品、というラインを探りながらここ数年活動を続けている。
競技との違いはコンセプトありきの構成で、フリースタイルの作品を作るときも意識はしていたものの最近やっとバランスが取れてきたような気がする。
というのも、競技引退直後はすごいね~☆という抽象的な言葉だったのに対して、最近は構成について、テーマについて、バトンの可能性について具体的な評価を関係者ではない方々からもらえるようになった。
怖いのは肩書。元バトントワリング世界チャンピオン、と紹介される以上責任は大きい。
私の演技を見て、バトンってこういうものなんだ、と判断されてしまうことへの責任。
それは、演技以外にも向けられる。
なでしこジャパンのTwitter騒動は私たちにとって良い反面教師の例として語り継ぐべきかもしれない。
こんなことを言うようになったらもうあれやね♪と揶揄されることを承知で書いてみる。
自覚のあるトワラーが少ない。ある程度の結果を出してしまった時点で、他人の評価は変わる。
使うか使わないかが自由の肩書きという権利と責任がセットで押し付けられる(もしくは勝ち取った)事実を知るべき。
体育系の大学の卒業生の集いで、その大学に通う現バトントワリング世界チャンピオンを参加者は知らなかった。知られていなかったことは本人の問題ではないが、配られた大学の案内、広報用の新聞等どこを探しても載っていなかった。他のマイナー系競技についてはそれぞれ大きく紹介されていた。
少し残念な気分になった。自分を広報する、というのは少し勇気のいる行為かもしれない。ただしそれは自分だけでなく、バトントワリングにとっても有益で、これからの発展のために必要不可欠なこと。金色のメダルと一緒にそういった権利と義務も渡されているのだと個人的には思う。その両方を望んでいなかったとしても。
バトントワラーにとって学校は社会の入り口。
バトントワリングが社会に認知されることを願っています。

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